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医療現場で起こっていること

「医療現場で起こっていること」連載にあたって
スピーカー 讃井將満(さぬい・まさみつ)教授  

新着記事

第84回 何をゴールに?

ピークアウトしたと見られる第7波だが、依然として蔓延期にあり予断を許さない状況である。われわれは何を目標に闘えばいいのか? そのためにやるべきこととは? 讃井教授がゴールを意識することの重要性を訴える。

第83回 「自宅放置死」遺族の声

新型コロナウイルス感染症の感染極期には、入院できずに自宅で命を落とした方が少なからずいる。なぜ、そのような事態が起こったのか? 今後に生かすべき教訓は何か? 「自宅放置死遺族会」を設立した遺族の率直な声を、讃井教授が訊いた。

第82回 コロナ下の予定手術

新型コロナウイルス感染症は、がん検診の減少、受診控え・手術控え、さらには予定手術の延期など通常診療にさまざまな影響を及ぼしている。このような中で予定手術を受けた作家の江波戸哲夫さんに讃井教授が体験談を聞き、受診控えへの警鐘を鳴らす。

第81回 今あらためてPCRを考える

PCR検査体制をどうすべきか、パンデミック初期には活発な議論が行われていたが、現在は話題にのぼる機会が激減している。しかし、将来の新たな感染症への対策も含め、今だからこそ考える必要があるのではないだろうか。その議論の前提となるPCRの原理・意義を長原光・済生会栗橋病院長に訊いた。

第80回 分野横断的議論の必要性

日本の医療体制はなぜ脆弱だったのか。その背景にあるものと、解決のための処方箋を自治医科大学附属さいたま医療センターの讃井將満教授が訴える。「改善のために今必要なのは、分野横断的な情報共有、議論、連携です」

第79回 オミクロンで死亡者が多い理由

「重症化しにくい」とみられるオミクロンだが、1日あたりの死亡者は過去最高を記録している。第6波の重症患者の臨床的特徴、新規感染者数がピークアウトしても依然厳しい医療供給体制の現状を自治医科大学附属さいたま医療センターの讃井將満教授が報告する。

第78回 オミクロン。そして今後の展望

オミクロンは肺炎を起こさないのか? 感染後に症状が出る割合は? 将来新たなパンデミックは起こるのか? 猛威をふるうオミクロンの実像と今後の展望を感染症の専門家、四柳宏東京大学医科学研究所教授に訊く。

第77回 逼迫する一般病床

オミクロンが猛威をふるう中、医療現場が直面しているのは、じつは新型コロナ診療よりも新型コロナ以外の救急診療・通常診療の危機である。自治医科大学附属さいたま医療センターでパンデミック当初から重症患者の診療を続けている讃井將満教授が現状を報告する。

第76回 コロナ病床増床は、なぜお願いベースなのか?

新型コロナウイルス感染症対策で常にボトルネックとなってきたのは、”医療の逼迫”である。強制力を伴う増床や医療従事者の配置はできないのか? 『コロナの憲法学』著者の大林啓吾千葉大学教授に訊く。全3回の後編。

第75回 ワクチン接種義務化はできる? できない?

新型コロナウイルス感染症はをめぐっては、その対策を強化すればするほど個人の権利や自由が制限されるというジレンマがある。海外で進むワクチン接種義務化は、日本では法的に可能なのか? 『コロナの憲法学』著者の大林啓吾千葉大学教授に訊く。全3回の中編。

第74回 なぜ日本はロックダウンをできなかったのか?

新型コロナウイルス感染症はをめぐっては、その対策を強化すればするほど個人の権利や自由が制限されるというジレンマがある。日本では、どこまで強い施策が可能なのか? 『コロナの憲法学』著者の大林啓吾千葉大学教授に訊く。全3回の前編のテーマはロックダウン。

第73回 新型コロナの情報――伝え手に求められること

新型コロナウイルスに関する情報は、”インフォデミック”と呼ばれるほど真偽含めて大量に入り乱れている。情報の伝え手側は、何に気を付けて発信しなければならないのか? 『ネット炎上の研究』著者・山口真一国際大学GLOCOM准教授に訊く。全3回の後編。

第72回 デマに踊らされないためには?

新型コロナウイルスに関する大量の情報の中には、不正確でミスリーディングさせるものや誤情報・デマも多い。真偽を見極め、デマ拡散に加担しないためには、情報の受け手側はどう対処すればいいのか? 『ネット炎上の研究』著者・山口真一国際大学GLOCOM准教授に訊く。全3回の中編。

第71回 ワクチンデマはなぜ広がるのか?

新型コロナウイルスに関する情報の中には、不正確でミスリーディングを生じさせるものや誤情報・デマも多い。それらはなぜ生まれ、広がるのか? 情報の受け手側はどう対処すればいいのか? 伝える側に求められることとは? 『ネット炎上の研究』著者・山口真一国際大学GLOCOM准教授に訊く。全3回の前編。

第70回 今も続いている重症患者の闘い

第5波が収束し、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は低水準を維持している。しかし、第5波で重症化した患者は、今も集中治療室の中で長い闘いを強いられている。重症治療の最前線から、讃井教授が報告する。

第69回 新型コロナウイルスの経験と医療DXの可能性

コロナ禍で浮き彫りになった日本の医療のデジタル化の遅れ。どこに問題があり、どんな可能性があるのか? ヒューモニー連載陣のひとりでもある元日銀局長・山岡浩巳氏と讃井教授がウェブセミナーで考察した。

第68回 コロナ禍で進むtele-ICU②

重症病床を確保し、かつ重症診療の質を維持するため、埼玉県で運用が始まったtele-ICU(遠隔集中治療支援システム)。tele-ICUはどのように運用されているのか? 今後の展望・課題とは? 推進の旗振り役である讃井教授が詳説する。

第67回 コロナ禍で進むtele-ICU①

重症病床を確保し、かつ重症診療の質を維持するため、埼玉県で運用が始まったtele-ICU(遠隔集中治療支援システム)。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まる前からその実現に努めてきた讃井教授が、その必要性・意義を訴える。

第66回 多彩化する重症の病態

新型コロナウイルス感染症第5波では、現役世代を中心に重症患者数が過去最多となった。治療法が進歩しているにもかかわらず、重症患者の治療はより難しく、一筋縄ではいかなくなった――重症患者診療の最前線に立ち続けている讃井教授が、その現状を報告する。

第65回 コロナと闘う訪問診療の現場

新型コロナウイルス感染症第5波では、入院できない感染患者が大量に発生したことが問題になっている。埼玉県さいたま市の『ひかりクリニック』で訪問診療や宿泊療養者の診療に携わっている星野眞二郎院長に、その現状と課題を訊いた。

第64回 逼迫する重症病床、私立の中規模急性期病院の頑張り

新型コロナウイルス感染症第5波では、重症患者数が過去最多となり、今も増え続けている。重症患者診療の最前線に立ち、埼玉県の医療体制拡充にも携わる自治医科大学教授・讃井教授が逼迫する重症病床の現状を報告する。

第63回 増えている子供の感染、妊婦の感染

新型コロナウイルス感染症第5波では、感染力の強いデルタ株により、これまでになかった感染経路が増えてきている。保育園で子供が感染し、そこから妊婦に二次感染した事例を、当事者となった集中治療医に讃井教授が訊く。

第62回 第5波を乗り越えるために

新型コロナウイルス感染症第5波の拡大はすさまじく、感染患者が入院したくても入院できなくなるなど、過去1年半の中でもっとも深刻な局面を迎えている。集中治療の最前線でコロナと闘う讃井教授は、「今は自分の身を守ることを考えてほしい」と訴える。

第61回 オリンピックの医療現場

新型コロナウイルス感染症第5波の感染拡大が止まらぬ中、緊急事態宣言下で行われている東京オリンピック。その競技会場で救急医療はどのように運営されているのか? 埼スタVMOの守谷俊・自治医科大学教授に、現場で起こっていることを訊く。

第60回 第5波~若い皆さんに伝えたいこと

新型コロナウイルス感染症第5波の感染拡大が止まらない。医療現場が直面しているその特徴と怖さとは? 「やはりコロナにはかからないで」――讃井教授が20代から50代の現役世代に送るメッセージ。

第59回 コロナ下の今、発熱するとどうなる?

新型コロナウイルス感染症の流行は、コロナ以外の発熱についても病院にかかりにくいといった影響を与えている。悪化したアクセスの具体的実態とは? コロナとは別の感染症に罹った本連載構成担当者に讃井教授が訊く。

第58回 子供も新型コロナワクチン接種を

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が急速に進む中、子供の接種については心配する声も大きい。子供の新型コロナワクチン接種のリスク・ベネフィットはどうとらえるべきなのか。勝田友博聖マリアンナ医科大准教授に讃井教授が訊く。

第57回 子供の新型コロナウイルス感染症

変異ウイルスが子供への感染を拡げている!? 子供の感染リスクの報道が増えてきているが、正しい情報をもとに正しく恐れる必要があるのではないだろうか。国内小児新型コロナウイルス患者の調査にあたっている勝田友博聖マリアンナ医科大准教授に讃井教授が訊く。

第56回 コロナ後遺症の今

新型コロナウイルス感染症に感染すると、たとえ回復してもコロナは終わらない!? 現在までにわかっている後遺症の病型、および後遺症で苦しむ患者の実例を讃井教授が解説する。

第55回 標準治療とイベルメクチン

最初は手探りだった新型コロナウイルス感染症の治療法は、この1年半の間にある程度確立してきたといえる。イベルメクチンがその標準治療にならない理由と、今後の可能性について、讃井教授が掘り下げる。

第54回 オリンピックの医療負荷を考える

来月に迫ったオリンピックの開催について議論が沸騰しているが、仮に開催するならばどのような施策が必要なのか――医療負荷の観点から讃井教授が掘り下げる。

第53回 民間救急が見た新型コロナ

ピーク時の1か月の搬送件数300件超――民間救急は新型コロナウイルス感染症との戦いを縁の下で支えている。そのひとつ、東京の事業者「民間救急フィール」の齊藤代表がこの1年間で経験したこと、感じたこととは!? 讃井教授が訊く。

第52回 コロナ下の学会の役割

新型コロナウイルス感染症との戦いの中で、医療従事者間の情報共有が進んでいる。日本集中治療医学会・第5回関東甲信越支部学術集会で会長を務める讃井教授が、学会が果たす役割を掘り下げる。

第51回 ワクチンの打ち手不足を考える

ワクチンの大規模かつ迅速な接種が望まれる中、打ち手不足の問題が浮上している。日本で職種の枠を取り払う動きが鈍い理由とは何か? 讃井教授が掘り下げる。

第50回 医療体制集中化のメリット

第4波の厳しい状況の中、医師にできることとは? ICUの最前線に立ち続ける讃井教授が、医療体制の強化に向けて、「集中化」の可能性を湘南鎌倉総合病院の小山洋史先生に訊く。

第49回 踏ん張りどころは今

新型コロナウイルス感染症は収束しないまま、2度目のゴールデンウィークを迎えた。第4波の現状を客観的データから分析し、今われわれがすべきことを考える。

第48回 コロナ危機下の障害者

すべての人の暮らしを一変させた新型コロナウイルス感染症。社会的弱者である障害者はコロナ禍をどう暮らしているのだろうか? 精神障害者の支援活動を続けている進藤義夫氏に訊いた。

第47回 緊迫する神戸、その臨床現場では

まん延防止等重点措置の対象エリアが広げられているが、第4波の拡大は止まる気配がない。最も厳しい状況に置かれている関西で、重症患者の診療最前線に立つ瀬尾龍太郎先生に現状を訊く。

第46回 世界を経験しよう

今の日本は内向きになっていないだろうか? このままでは世界から取り残されてしまうのではないだろうか? イギリスのレスター大学で活躍する鈴木亨教授に、世界にチャレンジする意義を訊く。

第45回 イギリスの医療体制、検査体制

緊急時用の医療体制への迅速なシフトなど、日本がイギリスに学ぶべき点とは? イギリスの新型コロナウイルス感染症対応について、レスター大学鈴木亨教授に訊く。

第44回 アメリカの現状とコロナがもたらしたイノベーション

新型コロナウイルス感染症によって5年分の進化が1年で達成されている――アメリカの医療で急激に進むイノベーションについて、讃井教授が在米医師に訊く。

第43回 緊急事態宣言解除をどう考えるか

新型コロナウイルス感染症の感染がわずかながら再拡大に転じた中、緊急事態宣言が解除された。それが意味することと今後やるべきことを讃井教授が考察する。

第42回 じつは難しい人工呼吸

人工呼吸器の使用・管理は難しく、日本では専門医の数が不足している――新型コロナウイルス感染症の重症病床が容易には増床できない理由と、その処方箋を集中治療のエキスパート讃井教授が説き明かす。

第41回 中国はどうやって新型コロナを抑え込んだのか

中国の感染制御の実態とは? 新規感染者数が下げ止まってしまった日本が、参考にできることはないのか? 中国に赴任中の日本人ビジネスマンに讃井教授が聞く。

第40回 医療か経済か

新規感染者数が下がりきらないまま緊急事態宣言が解除されようとしているが、医療と経済は両立しないのだろうか? 飲食業の現場の声を讃井教授が聞く。

第39回 新規感染者が減った今、やるべきこと

新規感染者数の減少スピードが緩やかになってきており、医療の逼迫はなお予断を許さない――医療現場の現状と、だからこそ今やらなければならないことを讃井教授が提言する。

第38回 ワクチンは「急造」ではない

なぜ新型コロナウイルスのワクチンは驚異的なスピードで開発できたのか? 新型コロナの抗体解析に携わる小出昌平ニューヨーク大学教授に讃井教授が訊く。

第37回 見逃されがちなワクチンを打たないリスク

ワクチン接種の判断基準のひとつとなる副反応。その客観評価と、日本で過剰なまでに不安視される背景を、アメリカで安全性評価に携わっている紙谷聡先生に讃井教授が訊く。

第36回 ワクチンはどれぐらい効くのか?

ワクチン接種開始を前に、今必要なのは科学的データに基づく客観的な情報とわかりやすい説明だ。アメリカで新型コロナウイルスワクチンの臨床試験に共同研究者として携わっている紙谷聡先生に、ワクチンの「ホント」を讃井教授が訊く。

第35回 命の選択、治療の選択

新型コロナウイルス感染症で病床が逼迫する中、感染患者は入院前に高度な医療の断念を迫られている――「治療の選択」の本来の意味と、それが崩れている現状を讃井教授が訴える。

第34回 通常診療ができないとは?

通常の診療ができない――全国のコロナ受け入れ病院が悲鳴を上げている。それはわれわれにどのような悪影響を及ぼしているのか。讃井教授が訴える。

第33回 医療崩壊は起こっている

新型コロナウイルスの感染の急拡大が進む中、緊急事態宣言が発出された。しかし、すでに医療崩壊は起こっている――讃井教授が明らかにする医療現場の現実。

第32回 いま地方都市が危ない――大規模院内クラスターはなぜ起こるのか

現在感染拡大がまだ広がっていない地方も、ひとたび病院でクラスターが発生すれば医療は危機に陥る、と警鐘を鳴らす讃井教授。教授が示す、旭川の教訓に学ぶ処方箋とは?

第31回 コロナで失われつつある通常の診療

「感染を減らす施策、行動を!」 新型コロナウイルス感染症拡大で厳しい状況が続く医療の現場から、讃井教授が声を上げる。このままでは通常の診療が受けられなくなる!

第30回 後遺症患者の二重三重の苦しみ

新型コロナウイルス感染症自体は軽症でも、重い後遺症に苦しんでいる人は多い。しかも、精神的・経済的にも追い詰められている。平畑光一・ヒラハタクリニック院長に讃井教授が訊く、軽症者の後遺症の実態(後編)。

第29回 軽症者の後遺症の実態

「若い世代こそ後遺症が怖い」――新型コロナウイルス感染症の後遺症外来で多数の患者を診てきた平畑光一・ヒラハタクリニック院長に讃井教授が訊いた、軽症者の後遺症の実態とは?

第28回 新型コロナウイルス感染症と死

新型コロナウイルス感染症患者が亡くなった場合、遺族も長期的に苦しむリスクがある――第三波が急拡大している中、讃井教授が新たな視点でこの病気の怖さを訴える。

第27回 重症化――最新の知見

新型コロナウイルス感染症の第三波が急拡大している。そんな中、集中治療室で重症患者を専門に診る讃井教授が、重症化の現状とこれまでにわかってきた最新の知見をリポートする。

第26回 今、フランスでは…

毎日数万人の新規感染者が発生し、2度目のロックダウンを余儀なくされたフランス。なぜこれほどまで感染が拡大してしまったのか――フランス駐在のビジネスマン・瀧川功氏に現地の生の声を訊く。

第25回 行政の現場で起こっていたこと

第一波の混乱の中、感染者と医療機関をつなぐ行政はどのような問題に直面していたのか――讃井教授が、新型コロナウイルス感染症埼玉県調整本部の星、渡邊両氏に訊く。

第24回 リスク・コミュニケーションの難しさ

玉石混交の情報があふれる新型コロナウイルス感染症。「正しく、かつわかりやすく伝える」が「正しく恐れる」につながる――感染症専門医・忽那賢志医師との対談完結編。

第23回 新型コロナ感染症~今後の見通し

ユニバーサルマスク、治療薬、ワクチン…。新型コロナウイルス感染症の臨床最前線でわかってきた知見と今後の見通しについて感染症専門医・忽那賢志医師に訊く。

第22回 新型コロナ感染症~臨床の最前線

今年1月から現在まで、新型コロナウイルス感染症の臨床最前線で起こっていたこととは? 讃井教授による感染症専門医・忽那賢志医師インタビュー前編。

第21回 災害時感染制御支援チームの可能性

災害時の感染対策をオーガナイズする―― “災害時感染制御支援チーム” を立ち上げた櫻井滋岩手医科大学教授がめざすものとは?

第20回 避難所の感染予防策

台風や地震など災害時の避難所における感染対策はどこまで進んでいるのか? 第一人者・櫻井滋岩手医科大学教授を迎え、その難しさと現状を訊いた。

第19回 日本の臨床研究が遅れている理由

基礎研究が偏重されてきた歴史、ワンチームになれないセクショナリズム、研究費の少なさ、そして英語力。日本が臨床研究で遅れている理由を讃井將満教授が斬る。

第18回 コロナ下で開催された集中治療医学会

オンラインがメインで開かれた集中治療医学会。そこで“無観客”講演を行った讃井將満教授が、学会の意義をあらためて考える。

第17回 ワクチンはすべてを解決してくれない

副作用は? 蓋を開けたら「あまり効かなかった」という可能性も!? 前例のないスピードで開発がすすむ新型コロナウイルスワクチンに関連して見えてくる“バランス感覚”の重要性を讃井將満教授が訴える。

第16回 “重症”とは何か?

“重症”の定義をめぐって国と東京都の見解が異なった背景に、診療報酬制度、医療費、病院経営の問題が見え隠れする――讃井將満教授がICUの診療報酬を掘り下げる。

第15回 特別対談 加藤友朗コロンビア大学医学部外科学教授 「ニューヨークで行われているPCR検査の意味」

PCR検査数をめぐり対照的な方針を取るニューヨークと日本。その発想の違いとは? 讃井將満教授と加藤友朗教授の特別対談第二弾。

第14回 特別対談 加藤友朗コロンビア大学医学部外科学教授 「いま、専門家に求められているものとは」

感染を抑え込んだニューヨークと第二波を招いてしまった日本。その違いを生んだものとは? 讃井將満教授と加藤友朗教授の特別対談第一弾。

第13回 今は危機的状況なのか?

出口の見えない第二波が続く中、医療の現場はどうなっているのか? 讃井將満教授が現状をリポートし、その背景を分析する。

第12回 検査はすべてを解決してくれない

感染拡大を防ぐのは、ひとりひとりが自分事だと思って行う「感染しない、させない」努力である――讃井將満教授と感染管理の専門家との対談後編。

第11回 院内クラスターを阻止せよ!

医療体制を逼迫させる院内感染――それを起こす病院には共通点がある!?  讃井將満教授が感染管理の専門家に訊いた院内感染の防止策とは?

第10回 差別――新型コロナ感染症によるもうひとつの苦しみ

感染者を精神的に苦しめ、社会を分断する“コロナ差別”。その差別を克服するための処方箋とは? 讃井將満教授が提言する。

第9回 軽症者も苦しむ新型コロナウイルス感染症の後遺症

「感染しても重症化しなければいいや」と言えますか? 原因はまだ不明だが、軽症でも普通の生活になかなか戻れないと、讃井將満教授は警鐘を鳴らす。

第8回 医療ボランティアが見たニューヨークの医療崩壊

そこはまるで戦場だった――ボランティアでニューヨークにかけつけた集中治療医が語る医療崩壊の現実。讃井將満教授の対談第二弾。

第7回 何がニューヨークで起こったのか!?

新型コロナウイルス感染症で3万人以上の死亡者を出したニューヨークの現実とは? 最前線で奮闘する集中治療医に讃井將満教授が訊く。

第6回 企業は本気で改革を!

職場クラスターの発生を未然に防ぐには? 讃井將満教授が、企業文化改善に応用できる医療安全の取り組みを紹介する。

第5回 感染リスクはゼロにできない

PCR検査で陰性なら安心? 検査を盲信することの危険性と、ウィズコロナ時代のひとりひとりの行動指針を讃井將満教授が語り尽くす。

第4回 ECMO遠隔治療(tele-ICU)の可能性

アフターコロナも見据えて、今やるべきことは既存ハードの活用と地域連携――讃井將満教授が推し進める「tele-ICU」とは?

第3回 ECMO治療の光と影

新型コロナウイルス感染症重症患者の多くの命を救ったECMO。だが、「よかっただけではすまない」と讃井將満教授は警鐘を鳴らす。

第2回 あらゆる手を尽くせ

全国で新型コロナ感染がピークを迎えた4月半ば、埼玉県は医療崩壊の瀬戸際にあった。渦中の讃井教授は独自モデルの立ち上げに奔走した。

第1回 医療崩壊前夜!?

「このままでは本当にまずい!」――讃井將満教授が語る最大の危機から連載スタート。集中治療の現場では、そのとき何が起こっていたのか!?

スピーカー

讃井將満(さぬい・まさみつ)教授

自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長・ 麻酔科科長・集中治療部部長

集中治療専門医、麻酔科指導医。1993年旭川医科大学卒業。麻生飯塚病院で初期研修の後、マイアミ大学麻酔科レジデント・フェローを経て、2013年自治医科大学附属さいたま医療センター集中治療部教授。2017年より現職。臨床専門分野はARDS(急性呼吸促迫症候群)、人工呼吸。研究テーマはtele-ICU(遠隔ICU)、せん妄、急性期における睡眠など。関連学会で数多くの要職を務め、海外にも様々なチャンネルを持つ。